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FreeBSDで遊ぼうのこーな

0.目次

1.このこーなーの概要

2.FreeBSD とは

3.FreeBSD14.0RにおけるX.Orgの設定について

4.各ガジェットでのFreeBSDについて


1.このこーなーの概要

2023年11月20日にFreeBSDの新Ver 14.0Rがリリースされました。

これを記念し、各種仮想化ソフト上で FreeBSD14.0R のインストール記事を書こうと思います。

いまのところ筆者の環境でのFreeBSD の確認状況は

仮想化ソフト Addin 状況
Win
母艦
Vmware 非ネット共有フォルダに失敗
VirtualBOX UEFI時、Xorgに失敗、BIOS時は問題無
Hyper-V
QEMU × アクセレータ、音出しは失敗、USBパススルーは未成功
Mac
母艦
Paralles 非ネット共有フォルダ&コピペに失敗
VMware fusion 問題なし
UTM × Xorgに失敗
VirtualPC は評価対象から外しました。FreeBSD8.1以降は動きません

2.FreeBSD とは

(0)はじめに

FreeBSD は、かつてカリフォルニア大学バークレー校で開発されていたBSD の子孫となるOSのひとつです

本項執筆時点での最新版は 14.0R で、インストールCDはここから入手できます

(1) インストール確認の概況

仮想環境でのFreeBSDですが、VirtualPCで 8.1R 以降のバージョンが動作しないもの、他はOS単体は問題なく立ち上がります。

サーバーとして使うには以上で話が終わりなのですが、デスクトップ環境で 遊ぶためには、

どの仮想化ソフトも X.Org に少しコツが要りますので、後ほど説明します


3.FreeBSD14.0R におけるX.Orgの設定について

(1)初期設定

まず、X.OrgのディストリビューションをってFreeBSD14.0R ではディストリビューションにXorgが無い......orz。

仕方ないので packageから xorg を入れます。

FreeBSD 10.0R からパッケージ管理システムが pkg になりました。まずは、パッケージをすべて更新します

 # pkg upgrade -f

(※) Virtualboxの方は、ここでリンク先guest addition のインストールをして(2)にお進みください

(※) Vmware(Win母艦)の方は、ここでリンク先VMware-tools のインストールをして(2)にお進みください

(※) Parallels(Mac母艦)の方は、ここでリンク先Paralles-tools のインストールをして(2)にお進みください

(※) Vmware-fusion(Mac母艦)の方は、ここでリンク先VMware-tools のインストールをして(2)にお進みください

(2)Xorgの導入

つづいて、xorg をインストールします

 # pkg install xorg

(3)xorg.confの設定は、とりあえず不要です

最近のFreeBSDでは、Xorg -configure での設定ファイル作成は不要です

%startxで とりあえず twm が立ち上がります。

(4) デスクトップ環境の導入

この状態では使いづらいのでデスクトップ環境 ( XFCE ) を入れます。

 ① 事前準備として、GUI ログイン画面がうまく動かず、ハマル可能性を考慮し、 sshd を起動し

  リモートログインできるよう設定しておいてください。 通常は初期からそう設定されているか

  とは思います。  まだの方は rc.confに以下追加して reboot

      sshd_enable="YES"

 ② package から xfce を入れます。

 # pkg install xfce

 ③ /etc/rc.confに以下の行も追加

      dbus_enable="YES"
      polkitd_enable="YES"

 ④ 各ユーザーのホームディレクトリの .xinitrcファイルを以下のように設定  

. /usr/local/etc/xdg/xfce4/xinitrc

 ⑤ reboot すれば、次回より$ startx で XFCEが立ち上がります

 ⑥ 続いてGUIログイン化します

 # pkg install slim

/etc/rc.confに以下の行も追加

      slim_enable="YES"

(5) 日本語対応

 ① 日本語フォントを導入します

    package から お好みで

 # pkg install ja-font-std ja-font-vlgothic ja-font-takao 

 ② 日本語入力環境 を導入します

 # pkg install ja-fcitx-mozc

 ③ 各ユーザーのホームディレクトリの .xinitrcファイルを以下のように設定  

 #!/bin/sh
 # set locale
 export LC_ALL=ja_JP.UTF-8
 export LANGUAGE=ja_JP.UTF-8
 export LANG=ja_JP.UTF-8
 export GTK_IM_MODULE=fcitx
 export QT_IM_MODULE=xim
 export XMODIFIERS=@im=fcitx
 /usr/local/bin/mozc start
 fcitx -r -d
 #
 setxkbmap -layout jp
 #
 . /usr/local/etc/xdg/xfce4/xinitrc

 ④ ついでなので、ブラウザ(firefox) も導入

 # pkg install firefox

4.各ガジェットでのFreeBSDについて

本サイトのガジェットで遊ぼうのこーなーでは、各種ガジェットでもFreeBSDを動作させています

こちらも、よければ遊びに来てください

(1) aarch64(64bit版)対応各ボード

 ① FreeBSD14.0R で遊ぼう(RasPi編)

 ② FreeBSD14.0R で遊ぼう(Pine64編)

 ③ FreeBSD14.0R で遊ぼう(RockPro64編)

(2) armv7(32bit版)対応各ボード

 ④ FreeBSD14.0R で遊ぼう(BBB編)

 ⑤ FreeBSD14.0R で遊ぼう(OrangePI PC編)

 ⑥ FreeBSD13.2R で遊ぼう(Wandboard編)

(参考) 現Verでの動作に失敗したものの、過去Verでは動作したもの

 ⑦ FreeBSD で遊ぼう(Panda編)

 ⑧ FreeBSD で遊ぼう(HummingBoard編)


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